NHK大河ドラマ・花燃ゆの原作を読んだ感想と各話あらすじ

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花燃ゆの原作のあらすじ

ドラマの前半部分に、吉田松陰のセリフで「文には人と人とを出会わせる不思議な力があるのかもしれんのう」というものがあります。第1話か第2話ぐらいだったと思いますが、このセリフが今回の大河ドラマを象徴するセリフだと思います。

もちろん主人公は井上真央さんが演じる杉文ですが、彼女が主体的に何かに挑戦していくというより、ほかの登場人物(特に兄の吉田松陰と松下村塾の門下生)の動向を応援し、支え、見守るというのが前提になっています。夫の久坂玄瑞が自刃した翌年に、長州藩の奥女中という女性の世界に入りますが、そこでも長州を中心とした明治維新への動乱を長州から彼女が見守ることになります。

史実に忠実か?創作や特殊な設定が多いか?

私は一幕末ファンですが、さすがに研究者ほどの知識はありません。ただ、趣味の範囲ではあるもののいろいろな書籍や資料は結構な数に目を通してきました。そんな私が(原作の一巻を読んだ段階では)「さすがにこれはないだろ!」とツッコミを入れたくなるようなシーンや設定はなかったです。基本的には史実を尊重し、出来るだけ資料通りに進めているが、その解釈は少しアレンジが入っているかな、というのが率直な感想です。

「久坂玄瑞との幼少期の出会い」、「結婚後の夫婦像」についてはドラマ特有の演出、セリフはあると思います。杉文との結婚に対し、久坂玄瑞が「容姿が好みじゃないから」という理由で結婚に前向きでなかったというのも史実通り。ただ、その後の展開と解釈は史実通りだったかどうかは不明ですし、実際はどうだったのかなぁと想像する楽しみも含ませるという側面もあります。

「多くの人々が楽しめるドラマであり、現代人が作り上げる一つの芝居作品である」という大前提がありますから、これらのアレンジと解釈は個人的には全然許せる範囲です。完全に史実通りという訳にはいきませんし、何よりそこまで資料が残っていませんから実現不可能ですしね。

 

大河ドラマ・花燃ゆのあらすじを先に知りたいなら原作本を!

全4巻のうち第一巻目。12話までの収録で、文と久坂玄瑞の結婚直後に久坂が江戸へ遊学することが決まったところまでのお話です。以下にこの原作のあらすじとネタバレを紹介していますが、全ては書いていません。基本的な話の骨格だけ掲載していますが、それに付随する詳細な描写までは書いていませんし、全体の30%程度のネタバレに留めています。実際の歴史上ではどうだったのか、という解説も所々織り込んでいます。

もし話を先に知りたいという人がいれば、是非ご覧ください。そして、まだ読み足りない、もっとじっくり知りたい、読みたいという人はぜひ原作本を手に取ってみてくださいね。

 

花燃ゆの原作12話までの各あらすじ一覧

 

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