共働きは案外貯金ができないという話を聞いて、最初が肝心だ!との思いでいろんな本を読んで勉強しました。この際お金の勉強を一から始めようと思い、家計管理にとどまらず、お金持ち関係の本から金利や投資などお金関係の本を読み漁りましたよ。
そんな私が考える、共働きでも貯金を毎月確実に増やす方法と、そのための仕組み作りのコツを伝授します。相当長文ですけど、結構いいこと書いたと思います(笑)
目次
家計管理本や節約本を読み漁った私が考えだした、共働き夫婦の貯金方法とコツ
まず、共働きだけでなく家計管理で大事なのは夫婦の目標(ビジョン)の共有、そして仕組み作りです。この2つを確実に行うために確立された方法が、これ。全部で4ステップ。
- 貯金の目的と目標金額を夫婦で話し合って決める
- その目標を実現させるための仕組みを作る
- 実践
- 修正
大まかにいうと、本当にこれだけです。やっていくのは①~順番に、優先順位もその順番です。口座の使い分け、貯金の名義、生活費の負担の仕方などは全部②のところで、これらは全て自分たちに合った仕組み作りの所に該当します。
貯金や家計管理で意識しておきたいことは、どちらか片方に丸投げしたり、意識が分散しないように意識を共有することです。金銭感覚の違いやお金に対する価値観の違いは新婚当初から完全に一致していることは少ないので、衝突やケンカを繰り返しながら、自分たちに合ったスタイルを身につけなければいけません。
では順番に見ていきましょう。
①貯金の目的と目標金額を決める(夫婦の話し合い)
漠然とした「将来の為に」ではなく、もっともっと具体的な貯金目標と金額を意識しましょう。夫婦二人そろって、この先のライフプラン(出産、育児休暇、マイホーム購入、子供の教育費、独立、介護、老後など)を共有します。
この先私たちはどんなことをやらなければいけなくて、どんなことに、どれぐらいのお金が必要になりそうか。完全に細かく分類するのではなく、大まかで構いません。
そこで、自分たちが貯金する目標(何に使うお金なのか)と、その金額を具体的に割り出します。お金があったらやりたいこと、この先やらないといけない事、予想される出費などを考えて、ノートに箇条書きでどんどん出していきます。海外旅行に行きたいとか、そういう趣味でもOK。
その中から優先順位の高い3項目ほどを選んで、そのために必要な金額を出します。それが、あなたたち夫婦にとっての目標貯金の中身です。
貯金の目的、家計の目的は人それぞれ
抽象的な言い方ですが、家計管理の目的は「家族みんながこの先不安なく幸せに暮らし続けていくこと」です。でもこれだけだと抽象的過ぎて、老後の為とか将来の為の貯金として頑張っていても、モチベーションは上がりませんよね。
だから具体的な楽しみや目標を夫婦で共有し、そのために貯金を頑張るんだという当事者意識を持たないと貯金はなかなかうまく行きません。貯金は額やペースも大事ですが、「私たち夫婦はやるべきことがわかっていて、それができている。これでいいんだ」という安心をもたらすためでもあるので、この話し合いはかなり重要です。
お互いの意見を出し合い、ぶつけ合い、納得がいくまで話し合いをすることをお勧めします。
ちなみにわが家では、①マイホーム購入のための頭金(1,000万円)、②年に2~3回の旅行(毎月25,000円)、③生活予備費(毎月の生活費の半年分)の3項目で貯金を頑張っています。この先貯金の目標や内容も変わっていくと思うので、その都度話し合いをすることにしています。
②その目標貯金のための仕組み作り
ここが一番難しいです。共働きの場合、夫婦別会計だったり、貯金の名義だったり、どういうタイミングでどう貯金すればいいかわからない人も多いでしょう。自分たちの目標に合わせた貯金の方法はそれこそ人数分だけあります。
よく言われるのが、共働きで片方の収入で暮らし、もう片方は貯金とか。でも片方の収入だけで暮らすのは生活費が足りないので無理、という人も多いでしょう。方法は山ほどあるので、頭をひねらせて方法を書きだしていきましょう。
貯金を頑張りたいなら夫婦の家計は一つにまとめるべき
これはもう、どの本でも書いてあります。共働きの別財布制で貯金が出来る人はかなりの少数派です。できることなら、家計を一つにまとめて、出費の全容を把握し、家計全体を見渡せるようにしておいた方が、絶対にいい。
生活費を双方ともに負担しあって、残ったお金は自由というのもやめた方がいい。片方が貯金しているだろうという油断もありますし、それぞれのお小遣いの使い方がブラックボックス化してしまからです。夫婦の家計を一つにまとめる方法は、
- 夫婦の収入を一緒にまとめて、そこから生活費、小遣い、貯金に割り振り
これが一番やりやすく、お互いに不満なくやれる方法だと思います。給与振り込みは別口座でも、ネットバンクや同じ銀行同士なら振込手数料も無料で済みます。夫婦の家計口座を新しく作り、そこにお小遣いなど必要経費を除いた金額を全て振り込み。
一度全部まとめて、そこから生活費に必要なお金は残し、貯金分は別口座に移動させます。いちいち振込するのが面倒ですが、ネットバンクで移動させれば無料です。