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私が糖質制限を始めたのは、不眠や疲労の蓄積による不調、自律神経の正常化のために行う栄養療法の一環でした。その他にも治療を行っていたので、厳密には糖質制限だけで治療を行っていたわけではありません。
私は比較的痩せ型で、しかも太りにくく痩せやすいという体質でした。血液検査の結果、痩せ型であるにも関わらず中性脂肪が非常に高く、それまでの炭水化物中心だった糖質過多な食生活を是正し、正しい栄養状態に戻すための糖質制限でした。
栄養療法としての糖質制限
糖質制限はうつ病やパニック障害、新型うつ、適応障害、自律神経失調症、躁うつ病といった精神疾患の治療にも行われる栄養療法です。また、私の場合は前述のように中性脂肪が非常に高かったため、これを正常化する必要もありました。
精神疾患と糖質との関係
こちらの記事に詳しく掲載していますが、砂糖や炭水化物といった糖質を摂取すると血糖値が上昇し、その後は低血糖の状態になります。その過程の中で分泌されるアドレナリン、ノルアドレナリンはそれぞれイライラや怒りといった攻撃的な感情と不安、抑うつ、悲しみといった悲観的な感情を引き起こします。
つまり、糖質中心の食生活を送ることで血糖値が上昇、下降を繰り返し、その過程の中でメンタルの異常や感情の起伏を激しくさせてしまうことがあるのです。イライラや不安、眠気などはその典型で、血糖値の上げ下げを自らコントロールし、また栄養状態を改善し脳を正しい状態に戻すことで治療を行うという方法です。
四か月経過後の効果
栄養療法以外の治療も行っており、そちらの方がより高い効果体感しましたが、糖質制限はそれなりに意味のあるものだったと思っています。つまり、栄養状態を改善すること、血糖値の上昇を防ぐことで感情の波がなくなり、また食後に眠気が襲ってくることもありませんでした。
痩せ型であったにもかかわらず高かった中性脂肪もしっかり下がり、健康状態は確実に改善されたと実感しています。
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