白岡あさ(広岡浅子)の子供・千代と夫新次郎の側室ふゆ/あさが来た

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めいじNHK朝の連続テレビ小説、あさが来たのヒロイン今井あさのモデルは広岡浅子という実在の女性です。女性が社会で活躍するのが難しかった明治初期~対象の時代で女傑、女実業家として高い評価を受ける彼女にも、大切な家庭がありました。

日本女子大学校設立に深く関わり、女性の社会進出や教育に尽力した広岡浅子。そういった先進的な考えを柔軟に取り入れながらも、それに相反するような夫婦関係も見受けられました。

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朝ドラ・あさが来たの今井(白岡)あさのモデル広岡浅子の子供、夫の側室

朝ドラの「あさが来た」ではヒロインの夫役は白岡新次郎という男性ですが、モデルは広岡信五郎という実在の男性です。浅子は17歳で加島屋という両替商を営む広岡家に嫁ぎましたが、時代に翻弄され加島屋の存亡の危機に瀕した際に多方面で活躍。

待望の子供は明治9年、浅子が29歳のときに女の子を出産しました。その女の子が浅子にとって唯一の子供である亀子(ドラマ内、千代)で、後に娘婿となる恵三が浅子の事業を継承していきます。

IMG_20150924_170133.jpg広岡浅子の生涯 (別冊宝島 2387) P6より引用、亀子とその夫恵三
写真は「提供:大同生命保険」と明記あり

夫、白岡新次郎のモデル広岡信五郎

IMG_20150924_170203.jpg広岡浅子の生涯 (別冊宝島 2387) P13より引用、浅子の夫・信五郎
写真は「提供:大同生命保険」と明記あり

浅子が嫁いできた時には、家業を番頭にまかせて趣味三昧だった夫の様子に危機感を募らせていったことを本人の言葉でも残っていますが、後に夫の信五郎は浅子に呼応するように社会事業に進出。経済界でも重要な役割を果たしていきます。

後年、夫が亡くなるまで夫婦仲に危機が訪れたことは原作の「土佐堀川」でも描かれていませんし、最愛の夫だったことに間違いなさそう。お互いに実業家なので相当に忙しい日常だったと思います。

しかし、よくよく調べてみると夫の信五郎には別に4人の子供がおり、その子供は浅子の子どもではありません。新五郎と浅子は離婚もしていませんので、この4人の子供はどの女性との間に生まれた子供だったのでしょうか。

ふゆのモデルになった、浅子を長年支えた小藤

IMG_20150924_170246.jpg広岡浅子の生涯 (別冊宝島 2387) P34より引用、小藤
写真は「提供:大同生命保険」と明記あり

朝ドラでは「ふゆ」という役柄で登場する女性は、小藤という実在した女性がモデル。浅子が生まれた三井家のときから身の回りの世話をしている付き人のような女性で、年齢は浅子より5つ下です。

浅子が広岡家に嫁いだ際に小藤も三井家を離れ、同じ家で暮らし始めました。事業に忙しく家を空けることが多く、嫁として家の仕事を充分にできなかった浅子にかわって小藤がその役割を全うしました。

この小藤が後に夫・信五郎の側室となり、4人の子供を出産。浅子にとってみれば、自分の世話を長年してきた女性が自分の夫と出来て4人の子供を出産するなど、現代では発狂しかねない状況をどう受け止めていたのでしょう。

夫の側室となり小藤の4人の子供を我が子のようにかわいがった浅子の本音は如何に

浅子が第一子である亀子の出産は大層な難産であったため、第二子(特に跡継ぎとなる男の子)の出産を諦めたそうな。そこで、事業に邁進して家業を救い、社会的役割を果たしていく裏方として、お手伝いであった小藤に夫の身の回りの世話を始め、家のことは全て彼女に一任。

原作の「土佐堀川」では、自ら進んで小藤に夫の側室になるようそれとなく小藤に言うシーンが描かれていて、九州の鉱山開発に着手する頃に夫のことを全て一任し、頼んでいます。その後、小藤が夫の子供を身ごもっていることを知った時も喜ぶ様子が描かれていました。

史実ではどのような反応を見せたのかはわかりませんが、いずれにしても事の運びを好意的に受け止めており、浅子の小藤に対する信頼は絶大なものであったことは(書籍を読む限り)間違いないようです。

時代が時代とはいえ、すごい女性だな。

ことの良し悪しはわからないが、相反する二面性が面白い

IMG_20150924_171620.jpg広岡浅子の生涯 (別冊宝島 2387) P34より引用、広岡家の面々
写真は「提供:大同生命保険」と明記あり

明治以前ではお偉いさんの男性には側室の女性を置く慣習が残っており、初代総理大臣として知られる伊藤博文なんかも女遊びは相当に激しかったそうです。(日本三大スケベなんて声もw)

この辺りは当時の時代背景と今の時代背景とは全く異なるものと言っていいでしょう。なぜなら、重婚ではないものの、見方を変えれば妻と側室を抱えて同じ家で暮らすのは、単なる一夫多妻制と同じようなものだからです。

女性の教育や社会進出に関して多大なる貢献と尽力を果たした女性が、家庭では幼少期から自分のお手伝いをしていた女性を夫の側室にして、生まれた子供を我が子のように可愛がり、一家繁栄を喜ぶ。

時代が全く違うので受け取り方もぜんぜん違うでしょうけど、今の時代に生きる私達にとってすれば受け入れ難い、広岡浅子の相反する二面性が非常に興味深いですね。

いや、相反する二面性という解釈も現代人の勝手な解釈なのかもしれません。

どこぞの人間か分からない女を側室にするぐらいなら、子供の頃から知っていて信頼を置ける女性に側室になってもらったほうがいい、ということなのか…。いずれにしても、ドラマでどういう風に描かれるかも興味深いですね。

ドラマのお供におすすめ

最後に、当記事で写真を多く引用した「広岡浅子の生涯 (別冊宝島 2387) 」という本、当時の時代背景の解説やモデルとなった人物たちの写真も豊富で非常に興味深いです。

複雑な当時の貨幣経済やら、その次代の社会環境の変化、同時代に活躍した女性たちをはじめ、広岡浅子の教育を受けて社会へ羽ばたいていった女性たちのその後など、情報が満載でした。

ドラマをより楽しんでご覧頂きたい方はぜひ手にとって見てください。

また、広岡浅子が創立した大同生命の大阪ビルでは「創業110周年記念特別展示」が開催中。当時豪商だった加島屋に残る、新選組の近藤勇の借用書などもあるようで、これも面白そうです。

→ 創業110周年記念特別展示|大同生命保険株式会社 創業110周年記念アーカイブ

場所は大阪ですけど、入館は無料のようです。

【追記】

行って来ました展示会!→ あさが来た/加野屋のモデル加島屋と広岡浅子展示【大同生命】


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