ナポレオンの村の神楽村実在モデルは石川県の羽咋市神子原

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TBSで日曜日に放送されるナポレオンの村は農業や町おこしをテーマにしたドラマです。ナポレオンの村の原作はローマ法王に米を食べさせた男という本なのですが、こちらの実話を基にした内容を再構成して脚本化し、東京都の片田舎を舞台にストーリーが展開されていきます。

そのドラマで舞台になっているのが東京都の星河市というところの神楽村。東京都の星河市という名前は聞いたことがないと思いますが、もちろん架空の都市です。

そこの神楽村のモデルになっているのが、原作で登場する石川県能登地方にある羽咋(はくい)市の神子原地区です。

 

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TBSドラマ・ナポレオンの村の神楽村の実在モデルは石川県の羽咋市神子原

 ドラマの「ナポレオンの村」では東京都星川市・神楽村というところを舞台に、高齢化&過疎社会、限界集落の救済を目指して農業ビジネスの拡大を目指します。先ほど述べたとおり、このドラマの原作である「ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか? (講談社+α新書)」では石川県の羽咋市の神子原地区で実際に行われた実話を元にしています。

 

 

 

ナポレオンの村のあらすじは原作を基にしてはいるものの、登場人物や舞台設定、背景などは大きく変わっています。そのため、ドラマと原作がどの程度リンクしているかは放送を見てみないとなんとも言えません。

 

羽咋市の神子原地区の苦しかった情勢

詳しい内容は原作本に譲りますが、農業従事者が多く、しかも棚田が多いこの地区では高齢化が急速に進みました。平均の年間農業所得はたった87万円。これでは生活できないと親世代から子の世代への受け継ぎは進まず、近隣の大都市、金沢への人材流出が止まりません。まさに限界集落そのものの現状です。

高齢化過疎社会の解消を目指し、その名もスーパー公務員と呼ばれる原作の著者が中心となって農業の販路拡大と利益還元、ヒト・モノ・カネの循環を良くし、誇れる町を作ろうとのことでプロジェクトが発足しました。

 

原作で登場した農業の販路拡大を狙って設立された神子の里

kami

原作では直売所の設置、野菜、米、加工品の販売などを手がける会社が登場します。それが神子の里です。

公式サイト→ 神子の里

 

初年度の資本金は300万円。初年度から5年目までは赤字覚悟での経営体制でしたが、実際は初年度から大幅な黒字化に成功。平成19年7月7日にオープンしたとあるので、ドラマ化される平成27年で9年目です。

原作本によると、平成23年時点で売上が9,000万円。一億円超えも遠くないと書かれていますから、現在ではその大台を突破しているかもしれません。

 

神子原の米、コシヒカリをローマ法王に献上

原作のタイトルが「ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか? (講談社+α新書)」。そのタイトル通り、ローマ法王に神子原の米を献上。希少性とブランド価値の向上を図ります。

当初は天皇陛下へ打診するも失敗。その後「米繋がり」で当時のアメリカ大統領、ジョージ・W・ブッシュへも打診しています。

なぜローマ法王に献上するまでに至った経緯について、著者は原作本の中でこう明記しています。

神子原を英語に訳すと、

「the highlands where the son of God dwells」

になる。「サン・オブ・ゴッド」は「神の子」、神の子と言えば有名なのはイエス・キリストではないか。すると神子原は、キリストが住まう高原としか翻訳できないんです!

とあります。さらに、ここからが面白い。

ならば、キリスト教で最大の影響力がある人は誰か?全世界で11億人を超える信者数がいるカトリックの最高指導者であるローマ法王しかいない。けれどローマ法王ベネディクト16世はドイツの出身、ふだんからお米を食べているか?いいえ、そんなおと考えるまでもありません。食べてもらうんです、食べてもらうよう説得するんです!善は急げです。すぐに手紙を出しました。

ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか? (講談社+α新書)」P108より引用

すごい。

しかも数カ月後に大使館から返事が来て、東京の大使館へ出向いて交渉をまとめてしまう所が更にスゴイ。

人口わずか500人の小さな神子原集落とと人口800人足らずの世界一小さな国との架け橋がここでようやく掛かります(←原作に登場したこの表現ですが、解釈の仕様でこんな奇跡が起こせるんですね…)。

 

マーケティングの観点でも神子原地区のコシヒカリは注目されている

販売手法を巡るマーケティングの世界でも、実は神子原のコシヒカリは結構注目されています。こちらの「大人気で入手困難な神子原(みこはら)米に学ぶブランド戦略」でも取り上げられて掲載されていますし、マーケティングの書籍、「選ばれる理由:どうしても売上と利益が増えてしまう心理マーケティング」でも一部紹介されていました。

ローマ法王に献上が終わり、メディアで一気に注目度を浴びた神子原の米。

その後は希少性を重視した販売路線に変更し、デパートでの販売も開始。ただし、バイヤーには決してお願いせず、頭を下げず、運送費も自分たちに側に有利な条件で、少量のみ販売を徹底。策士ですなぁ。

しかも日本人で最初にローマ法王にものを献上したのか調べて行った所、なんとその名前が「NOBUNAGA ODA」。あの織田信長です。ちなみに、信長が贈ったものは屏風だったんだって。お米を献上したのはその時が初めてだったと明記されています。

 

直売所があるのも羽咋市

上にある公式サイトを見てみると、お米の販売も通販で行われています。

放送前の段階では新米が出来る前の季節だからか、全て売り切れです。これからまたドラマの放送もあるし、バカ売れするんじゃないでしょうか。

ちなみに、5kgで3,600円。確かにスーパーで売られているようなものに比べれば高いですが、全く手が出ない値段ではないのが嬉しいですね。

直売所は石川県羽咋市の190番地。

q引用元:http://www.notohantou.net/drive/2013/point.html

 

0040-f1引用元:http://www.pref.ishikawa.lg.jp/nousan/kyouryoku-shop/0040.html

 

〈公式サイト〉→ 神子の里の直売所

 

メディアの力っていうのはスゴイもので、ここまで書いているとぜひ行ってみたくなる(笑)

原作本では株式会社設立を巡って会議を開いた回数、実に45回!!そのときの生々しいやりとりから言葉の応酬まで収録されているので、興味のある方はぜひ手にとってみてください。

 


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