たまに聞く話ですが、40代や50代で初めてクレジットカードを持とうと申し込みをしたけれど、あっさり審査に落ちてしまったというケース。今後は30代の人もこういうケースが増えてくるかもしれませんが、過去に支払の延滞や遅延をしたこともないし、借金もない。安定収入もあるのに、なぜ審査に落ちてしまうのか?
こういう場合、申込者に何か問題があるというよりは審査を行う融資担当者側の問題と言えます。自分の信用情報に傷がついているのではないか?と心配する必要もありませんので、審査側から問題を見て行きましょう。
「40代・50代で初のクレジットカード=全くの真っ白履歴」は逆に不利になることも
結論から申しますと、40代、50代の初めてのクレジットカードの申込者の信用情報はまっさらなホワイト履歴です。ホワイトというのはブラックの反意語ですが、信用情報に何の記載もないことをホワイトといいます。
このホワイト履歴というのは、審査を担当する側からすると逆に審査すべき項目が存在しない分判断が難しいのです。20代などの若い人であれば、収入も安定してきてはじめてのクレジットカードを持とうとしているとか、学生にも積極的に営業をかけているカード会社であれば若い人のホワイト履歴も慣れたものです。
しかし、40代、50代といった年齢でのホワイト履歴は「これまでにクレジットカードを持てなかった何らかの理由があるのではないか」と勘ぐられてしまうことが多く、なぜその人がホワイト履歴なのかを考えた場合に、リスクが大きいと判断されがちなのです。
40代・50代の人のホワイト履歴が審査に不利になる理由
これまでにクレジットカードを持てなかった理由はなにか?審査担当者は想像を働かせるのですが、信用情報には既に記載されていないが、もっと昔に事故情報がありそれが消えるのを待っていたのではないか…。初めてクレジットカードを持ちたいだけなのに、審査担当者はこんな想像を働かせていたのですね。
それまでは現金決済を中心にしてきたのにはそれなりの理由があるのか?と聞かれれば、それが便利だったから、でしょう。それ以上でもそれ以下でもない筈なのに、クレジットカードの審査となるとこういう勘ぐられることが少なくありません。