ただし、コア数が多ければ多いほどいいとは限らない
ただし、人数が多ければ多いほどいいといっても、頭の悪い人がたくさんいても作業効率は上がりません。オクタコアという8つの頭脳で作業をしても、すごく頭のいい4人(クアッドコア)が作業する方がより効率がいい場合もあります。極端な例で言うと、クロック周波数が1.2GHzの8コアよりもまた、2.5GHzのクアッドコアの方が処理能力は高いでしょう。
また、そのスマートフォンにどんなアプリが入っていて、どんなOSでどのような環境にあるか、といった細かい条件の違いで処理能力も変化します。ソフトウェアの関係もあって処理スピード、体感速度は微妙に変化してきますので、スペックだけ見ていても、なかなか全部を理解することは出来ません。
CPUに負担がかかると処理能力が落ちて発熱する
パソコンを使っている時に経験があるかと思いますが、色んなソフトを同時に立ち上げて動画をみつつネットもしつつという使い方をしていると、パソコンが「ウィィィィィン」という音を出すことがあると思います。また、パソコンの電源を落として片付けようとすると、すごく熱くなっていたりとか。
これは高度な同時処理をしているCPUに負担がかかった時によくあることで、スマートフォンでも同じような現象が起こります。手に持って使うものなので、さすがに発熱しすぎて持てないなんてことはないと思いますが、原理原則としてはこのような仕組みと背景があります。
CPUの目安はクロック周波数とコア数に注目
CPUの優劣は様々な条件によって変わってきますから、事細かくCPUの全てを知りたいマニア層の人はともかく、とりあえずの目安だけ知りたいという人はクロック周波数(○○GHz)とコアの数(デュアル、クアッドなど)を目安にするといいと思います。
そしてその目安をもとに実機を触ってみて、処理能力が高くサクサク画面が進むのか、多少処理がもたつく感じがあるか、自分で触ってみて確認するのが一番確実でしょう。やっぱり触ってみないと体感速度なんて分からないですからね。