NHK朝の連続テレビ小説で放送される「マッサン」。マッサンという言葉は日本語としての言葉ではなく、いわゆる造語です。なぜマッサン?マッサンてどういう意味なんだ?と最初は不思議に思いましたが、調べてみると案外単純なものだと分かりました。
ドラマ名になったマッサン
マッサンというドラマの主人公は玉山鉄二さんが演じる亀山政春という男性で、日本で初めての国産ウィスキーを製造・販売した人物です。この人物は実在した男性がモデルで、その男性の名前が「竹鶴政孝」。ドラマの基本的なあらすじとストーリーはこの竹鶴政孝をモデルにしており、この人物の半生を描きます。
御存知の通り主人公の男性はスコットランド人と結婚し、当時の日本では珍しかった国際夫婦でしたが、その妻が旦那を呼ぶ際の愛称が「マッサン」でした。これはドラマだけの設定ではなく、実際の夫婦もこの愛称を使っていました。(出版されている書籍「マッサンとリタ」の6pより)
ドラマでの役名は「政春」、実在の事物の名は「政孝」
竹鶴政孝の妻となったスコットランド人女性の「リタ」(ドラマでの役名はエリー)が、旦那を呼ぶ際に使っていた愛称は、名前の「マサ」と日本語の継承である「○○さん」の「さん」を混ぜあわせたもの。それが「マッサン」です。ドラマの中では「政春」で、実在の人物は「政孝」ですが、「マッサン」という愛称を使えるように、主人公の名前も工夫されています。
マッサンという愛称をリタが使うようになったのは日本での生活が始まって少しした頃から。実際にはスコットランドでリタの家族のもとに下宿していた際、その家の人々が「マッサン」という愛称を使っていたようです。その時にはリタはマッサンという呼び名を使っていなかったようで、日本に来てから使うようになったと言われています。
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