原作文庫版・紙の月のラストまでのあらすじネタバレ

Pocket
LINEで送る

 

原作小説の紙の月は2014年11月に宮沢りえさんの主演で映画化されることになりました。紙の月は原作が注目を集めただけでなく、2014年の1月に原田知世さんの主演でNHKドラマとして放送されていました。その際にも大きなインパクトとリアリティにあふれた作品でしたが、今回はそのイメージも脱ぎい切れないうちの映画化となりました。

映画の予告を拝見しましたが、若干原作やドラマバージョンとは異なるようなシーンも多々あり、ひょっとすると細かい描写、あらすじ、登場人物の面では異なる可能性があります。今回は原作小説という前提のなかで、ラストの結末までのあらすじをご紹介します。

 

スポンサーリンク

 

紙の月のあらすじ;どこにでもいる主婦の銀行横領事件

紙の月のあらすじを一言で言う慣れば、子どもが出来なかった孤独な主婦の銀行横領事件です。孤独、と言いましたがその境遇は特別悲惨なものでも、珍しいものでもありません。どこにでもいる夫婦であり1人の妻が、自分の居場所と存在価値求めていくうちに泥沼にはまっていき、追い詰められていく話です。

主人公の梅沢梨花だけでなく、そのほかにもフォーカスされる女性、男性がいます。彼、そして彼女たちの織りなす日々の”金銭感覚”を巡るストーリーが絡み合い、誰も触れようとしない心の奥底にある感情を遠慮無くえぐり出していきます。

 

最大テーマは女の金銭感覚

この作品のテーマは「女性の金銭感覚」がメイン。主婦、主婦から働きに出たパート、離婚を経験した働く女性、そして自分の生活レベルに見合わない金銭感覚に溺れる女性…。登場人物全てに金銭感覚がつきまとい、そしてそれに付随してくるものをリアルに描写していきます。

NHKのドラマも原作小説も拝見しましたが、特にドラマの方が結構シリアスな場面が多く大きなインパクトを受けました。決して楽しいドラマではありませんし、見終わった後に元気になれるわけでもありません。でも、見終わった後に後悔はしない作品だと思います。

 

女性だけじゃなく男性もみるべき

主婦を中心に話題になった今作品ですが、女性だけでなく男性にも見るべき価値があります。夫婦関係のリアルな描写と、夫婦の会話の一つ一つの言葉の積み重ねが関係を築いていくのを痛感させられます。

お金の問題は今の日本人の大半の方にとって関心があることでしょう。それぞれに感じるものがあるだろう、そんな作品です。

 

主な登場人物

梅澤梨花:子どもが出来ないことに悩んでいた夫婦の妻。生活の変化と自分の存在価値を求め、銀行のパートに働きに出る。年下の男性、光太と出会い金銭感覚は崩れお客のお金に手を出していく…。

岡崎木綿子:梨花とは高校時代の同級生。結婚した後、行き過ぎた節約とお金への執着が家庭環境に影響を及ぼしていく。

中条亜紀:梨花の友人。買い物依存症で離婚を経験し、夫のもとで暮らす一人娘との関係もぎくしゃくしていく。

平林光太:梨花の得意客の孫。映画制作に情熱を片付ける貧乏大学生で梨花へ恋心を抱く。

 

紙の月のラスト(結末)までの簡易あらすじ

ドラマでは既に銀行に勤める女性として話はスタートしますが、原作では専業主婦としてスタートします。あらすじの骨格部分のみを掲載し、細かいエピソードは省いています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~ここからあらすじ~~~~~~~~~~~~~~~~~

夫婦に子どもが出来ず、夫との微妙な、ほんとに小さな違和感を抱きつつも何不自由内生活を送っていた。

友人、亜紀に子どもが出来たことで心境の変化が起こり、亜紀のアドバイスもあってパートに出る。かつてカード会社に勤めていた経験もあって、銀行のパートに出始める。徐々に自分の存在価値や居場所を見つけ出し、自分で稼いだお金で自由を満喫する喜びを感じ始める。

亜紀と長らく会っていなかった梨花。電話をしたらなにを話そうか、そんなことを考えているうちに会っていなかった間何の変化もなくパートに出ているだけの日々を思うと、急に焦りが出始める。離婚後にはアルバイトやパートから仕事を始め、今では正社員として忙しく働く亜紀と比較し、今の自分は前に進んでいないのではないか。

以前から誘いのあった9時~5時の契約社員に興味を持ち、試験をパスして以前にもまして仕事のやりがいを感じていく。

 

夫との関係

以前から夫婦で子どもが出来ないことを悩んでいたが、夫は優しい言葉を掛けるだけでなんら行動に移す気配はない。さらには働きに出る妻よりも、自分のほうが存在が大きいことを事あるごとに見せつけるような行動、言動に違和感を感じ続ける妻。

優しい夫には違いない。でも、本当の所は理解しようとしない夫。そんなおり、仕事の関係で上海への転勤が決まり夫婦で移住を当たり前のように予定する夫だったが、妻は反発し結局は単身赴任という形で海外へ赴任していく。

それからの梨花は当時のめり込み始めていた光太の存在が日に日に大きくなっていき、そして歯止めが効かなくなっていく。

 

光太との関係

梨花のお得意客である平林孝三の自宅でその孫である光太と出会う。彼のプッシュと、子どものような可愛さに徐々に心を許し、梨花と光太はその関係にのめり込んでいく。二人が会う場所は彼の自宅からホテルのスウィートルームに、そして彼のために借りた家賃28万円の家へと変わっていく。

そして次第に彼の純粋だった性格は様変わりし、そして別の女を作り、彼女が作った檻の外へと羽ばたこうとしていく。

 

紙の月・結末ラストまでのあらすじ

光太と出会った梨花は借金に苦しむ光太を救うべく金を工面する。金には困っていない、あなたに貸したお金などはした金なんだということを印象づけるため、湯船のように金を使う。そして銀行書類を偽造し、客の金を横領、巧みな工作でばれないよう最新の注意をはらいつつ、すぐに返すお金なのだと信じて疑わなかった。

実際、梨花は金を返すつもりでいた。しかし、あるときそれがもはや不可能であることを察してしまう。そのとき彼女は来た道を戻るのではなく、このまま突き進むことを選ぶ。いや、そうするしかないのだと自分に言い聞かせるように。

ある日梨花は銀行からなかば強制的に10日間の特別休暇を取るように通達される。そしてそれが不正がないかの調査をするためだという目的を知った彼女は、夫とともに海外へ旅立つ。4日しか休みが取れなかった夫と現地で2人は別れ、海外にいる友人に会いに行くと言い残して行方をくらますことに成功。

そして彼女は逃亡のために1人タイへと逃れていく。

 

最後の結末…梨花は逮捕されるのか?原作版小説のラストはコチラ

【紙の月の参考関連記事】


スポンサーリンク



Pocket
LINEで送る

Top