糖質制限で眠気が驚くほど増大することがある

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ぐっすり眠る犬

糖質制限を長くやっていた時、とにかく眠気が収まらない時期がありました。極端な糖質制限をやり過ぎると寝たきりになる危険性があるという説、糖質制限への批判があるのは知っていましたが、私の経験上あれはあながち間違いではないと思います。眠気がとにかく収まらない時期と活動的な時期と一ヶ月半ぐらいの周期で交互にやってきてしまい、非常に困ったことがあります。

 

 

眠気が収まらない!電池切れのような症状

私が困った眠気とは、食後にやってくる眠気とは全く違いました。とにかく、一日中眠くて眠くてしかたがないのです。それまでは比較的活動的に過ごせていたのですが、急に電池が切れたかのように眠気に襲われ、毎日10時間以上寝てもまだ体力が回復しきれないのです。

とにかく長時間の睡眠を繰り返してやっと体力が回復し、活動的に過ごし、一ヶ月半ほどすると再びこのような症状が出るというのを繰り返していました。糖質制限を行っている際に、このような症状に心あたりがある場合は、専門お病院での治療をおすすめします。糖質制限そのものが原因ではない可能性があるからです。

 

栄養の貯蔵という概念

グラフ

人間の体はエネルギーの貯蔵をコントロールできません。必要なエネルギーがあれば、必要な分だけ使います。明日のためにエネルギーを余らしておこう、というのは人間の体には備わっていない能力です。まずここがポイント。

健康状態が良好な人は栄養の貯蔵が十分にできている

健康な栄養状態にある人の場合、日々の必要なエネルギー以上の蓄えをあらかじめ持っています。毎日の仕事や学校、家事による活動でエネルギーを消費しても、まだ十分な蓄えが残っています。多少エネルギーが消費されても、毎日の睡眠や休息によって再びエネルギーを貯蔵できます。つまり、貯蔵した栄養がゼロになりバッテリー切れを起こすことがないのです。

栄養が貯蔵しきれていない人の場合

しかし、私のような症状を繰り返している場合、そもそも貯蔵されている栄養やエネルギーが足りていません。日々の活動によってエネルギーをどんどん消費し、もともと少ない栄養がゼロになります。すると体が全く動かなくなり、強烈な眠気と活動量の低下を招くのです。だからいつまでたっても、活動的→電池切れ→活動的→電池切れのサイクルを繰り返してしまい、日常生活に支障をきたします。

会社に努めていながら、休職を繰り返してしまう人や、急に学校を休んでしまう時期がある人はこのタイプの可能性があります。

 

必要なのは使いきらない程の十分な栄養の貯蔵

私が専門医による指導で糖質制限を行ったの理由はここにあります。もともと中性脂肪は高かったのですが、どちらかというと不眠や急激な体力の低下、体の不調に悩まされており、それを何とかするために病院で治療を受け、その治療の一環が糖質制限でした。

先に上げた強烈な眠気を引き起こす電池切れを無くすためには栄養の貯蔵をする目的で濃度の高い専門のサプリメントを使います。活動量以上の、十分すぎるほどの栄養を補給するためです。それでも最初は上手く行かず、最初に述べたような電池切れの症状が起きてしまいました。しかし、サプリメントのおかげか徐々に電池切れの症状は遠ざかり、今では過去のような悪循環はありません。 

 

もし”電池切れ”に心あたりがある場合は注意

糖質制限そのものには原因はありませんので、糖質制限を続けても問題ありません。ただし、糖質制限を始めて以来明らかに不調になった、定期的に眠気が収まらない時期がある場合は注意して下さい。通常の心療内科や精神科ではなく、栄養療法を行っている病院がおすすめです。通常の病院とは違う治療法を提示してくれますが、保険が効かない場合がほとんどなので治療費が高いのがネックになりますが。 

 

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