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チョコレート依存症という言葉を聞いたことがあるでしょうか。チョコレート依存症とは、その名の通りチョコレートが手放せずチョコに依存してしまう病気です。様々な症状を引き起こすとても厄介な依存症ですが、主に見られる症状は以下のとおりです。心当りがないか、チェックしてみてください。
- ☑ 不安、イライラ、怒り、抑うつといった情緒不安定な症状
- ☑ 強烈な眠気、倦怠感
- ☑ チョコレートを食べるとほっとする
- ☑ イライラや不安→チョコを食べる→収まる→余計にイライラ→不安、眠気→それを抑える為にチョコを食べる
チョコレート依存症の原因その1:過剰な糖質摂取による低血糖症
※クリックで拡大 photo by http://atanaha-clinic.jp/blog/?p=2504(※リンク先の記事はすでに消失)
チョコレートに多く含まれる砂糖を筆頭とした糖質。この糖質を摂取すると、体内で血糖値が急上昇します。するとその血糖値を下げなければ!と察知した膵臓はインスリンというホルモンを出します。
その結果血糖値はさがりますが、今度は血糖値が急激に下がりすぎた状態を緊急事態と判断した脳みそがアドレナリンやノルアドレナリンを分泌します。
つまり、チョコレート一つであなたの血糖値が急激な乱高下を繰り返し、最後には低血糖症状態へと導き、あなたの体内器官を無意味に振り回してしまっているのです。
よくあるチョコレートを食べた後の低血糖症の症状
チョコレートを食べてから1時間~2時間程度経過した辺りで血糖値が下がり、イライラや興奮、怒りといった攻撃的な感情が出てきます。その後は冷や汗や震え、不安、悲しみなどの悲観的な感情が出始め、最後に眠気を誘発します。これが典型的な低血糖症です。
チョコレート依存の場合は眠気やイライラを抑えるるためにチョコレートを口にし、余計に状態を悪化させます。感情を安定させたり、眠気を撃退するはずなのに、実はチョコを食べれば食べるほどイライラが増大し、不安は強くなります。
チョコを食べ続けることでどんどん事態を深刻化させてしまうのです。
脂肪を貯めこんでしまうインスリン
さらに厄介なのは、血糖値の上昇を抑えるインスリンの過剰摂取は肥満の原因になること。
インスリンは糖質と結びつくと脂肪を溜め込む働きがあるため、内臓脂肪や中性脂肪をどんどん高めていきます。その脂肪が蓄積され続けるとメタボや肥満の原因になるのです。