大河ドラマ花燃ゆ・第11話「すれちがう恋」のあらすじです。前回、第10話「塾生たち暴れる」の続き、放送日は3月15日。
花燃ゆ・第11話「すれちがう恋」のあらすじネタバレ
メインテーマは文と久坂玄瑞の行き違う恋。素直になれず、どうにもツンとした態度で思ってもいないことを口走ってしまうその甘酸っぱい二人を描く第11話。おそらくこのあたりで描かれる日々が松下村塾で過ごす最も平和で楽しく、平穏な時期だったと思います。
時代の流れとともに騒乱の世となり、長州はもとより松下村塾で学んだ秀才たちもその混乱に自ら身を投じていきます。若くして命を落とす門下生も多いなか、平和に過ごしていた文と久坂、そして松陰と門下生たちの姿が印象的です。
文の縁談話と姉の寿
松下村塾がにぎわいを見せるに従い、文の忙しさも日に日に増していた。そろそろ嫁入りの話でも、なんて話を聞いても自分にはまだまだ先の話と呑気な文。このままではおなごらしい心意気を学ぶこともなく、女中として一生を終えてしまうことを危惧した姉の寿は寅次郎に釘を差した。
そして椋梨家で開催されるお茶会で椋梨の嫁の美鶴に気に入られ、気を良くした寿はなんと椋梨の奥様に「文の縁談話の世話を願い出る」心づもりでいた。お茶会には文が作る美味しいと評判のお菓子を持たせ、道中の見張り役として久坂玄瑞を強引に連れてこさせた。
寿が奥様に願い出た内容に驚いた文。なぜ勝手にあのような真似事をするのか理解に苦しむが、姉の寿は自分がやっていることは正しいと疑うこともない。このままでは自分で相手を探すことも出来ないからという説明にも、自身の貧相な家柄と権力を持つ椋梨家との結びつきを強めたいという本音が見え隠れしていた。
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