サッカーU-22日本代表のリオデジャネイロ五輪の予選でもある、U-23アジア選手権2016の予選が3月に開催されます。非常にややこしいのですが、この3月に開催される3連戦は2016年に行われるリオデジャネイロ五輪のまず最初の予選にあたります。
ここで敗退してしまえばリオ五輪への夢は断たれてしまうので、手倉森ジャパンにとっては非常に重要な予選3試合になります。
目次
サッカーU-22日本代表・リオ五輪&AFCU-23選手権予選日程と放送予定
まず3月下旬に開催される予選の日程から紹介し、リオデジャネイロ五輪本大会出場までの道のりを後で紹介したいと思います。
試合日時 | 日本時間 | 対戦国 | TV放送 |
3月27日(金)16:00 | 17:00 | マカオ | BSフジ |
3月29日(日)20:15 | 21:15 | ベトナム | フジテレビ系列 |
3月31日(火)20:45 | 21:45 | マレーシア | フジテレビ系列 |
3月に開催される予選は3試合。これを勝ち抜くとAFC U-23選手権に出場でき、そこで上位3チームに入ると五輪出場件獲得です。
日程は非常にタイト!なんと中1日しかありません。中2日ではなく、中1日というプロレベルではちょっと考えられない日程を組んでくる当たり、さすがサッカー素人の集団・AFCです。開催地はマレーシア、日本は第3戦で開催国と激突します。
第1戦は平日の夕方なのでBSですが、第2戦、第3戦は視聴しやすい日程なのが嬉しいですね。
リオデジャネイロ五輪までの道のり
リオデジャネイロ五輪の出場権獲得までには大きく3ステップに分かれます。AFCU-23予選→本大会→本大会上位3チーム入りの3ステップです。
今大会から予選形式がホームアンドアウェーから一国集中開催形式に変更され、AFC U-23選手権が最終予選にあたります。この大会で上位3チームに進出すれば、念願の2016年リオデジャネイロ五輪の出場権獲得となります。
当然ながら、AFC U-23選手権の本大会に出場するための予選(今回介される予選)を勝ち抜き、さらに本大会で決勝に進出する or 3位決定戦を勝たないと出場権は貰えません。これまでのホームアンドアウェーという長期戦ではない短期決戦、しかも決勝T以降はもちろん1発勝負という難しいレギュレーションです。
AFC U-23選手権の予選 ←今ココ
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AFC U-23選手権本大会(16カ国出場) ※カタールで一国短期集中開催
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AFC U-23選手権本大会で上位3チームにリオ五輪出場権
今回行われる予選は全10組に別れて行い、各組1位は自動で本大会へ。各組2位の中から上位5チームの合計15カ国+開催国カタールを加えた16カ国が本大会出場となります。
リオ五輪を目指す手倉森ジャパンの展望
1次予選にあたるこの3連戦は問題なく通過できるでしょう。第3戦目のマレーシア戦はアウェーですし、前回大会の予選でも最終予選で対戦した相手ですからある程度苦戦するかもしれませんが、まぁ普通にやれば十分勝てる相手です。もし仮に勝ち点を取りこぼしたとしても、この段階で予選敗退というのは考えにくい。
問題はU-23選手権の方です。これまでのリーグ戦ホームアンドアウェーではなく、集中開催&短期決戦&1発勝負ですから、これまでとは比較にならないほど番狂わせが起きやすい方式ですよね。日本代表は各年代でアジアの中でベスト8敗退がずっと続いていますから、正直このノルマは私達が想っている以上に結構苦しいです。
各年代ででベスト8が続いている日本
まずは準々決勝が鬼門になるでしょう。ここでオーストラリアとか、韓国とか、あるいはこの年代が苦手意識を持っているイラクだとかとここで当たるとかな~り苦しい。
しかも準々決勝を突破したとしても、もう1試合勝たないと本大会までたどり着けません。これまでのGL→決勝Tという形式でアジア相手に苦戦を続けている日本にとっては予選敗退も現実的な範囲だと個人的に思っています。(まぁ、最終的に勝ってくれることを信じているけども)
→ オーストラリア優勝でアジアカップに幕!アジア王者として2017年コンフェデ出場権獲得
毎回予選を通して成長していく日本だったが、果たして今回は?
シドニー、アテネ、北京、ロンドンとここ4大会の五輪日本代表は予選を通して逞しく成長してきました。敗戦や苦戦を喫しながらも、「最終的には日本が勝つ」というスタイルを五輪予選では確立させていましたが、正直今大会はレギュレーションの変更も合って心配しています。
もちろん、予選は通過して欲しいですし通過すべきなのですが、ここは手倉森監督の腕の見せどころでしょう。手倉森監督は運動量が多く、ハードワークを要求する上に切り替えの早いサッカーを指向しているので、疲労をためるゆえ短期決戦と暑さと相性も悪い。ここをどう乗り切るか、ですね。
ぜひ、若き日本代表の面々は責任を果たして欲しいです。まずはこの予選、しっかりといい結果を残してほしいなと思います。