NHK大河ドラマ・花燃ゆの第10話「塾生たち暴れる」のあらすじです。前回の第9話「つまらない男」の続き、放送日は3月8日。
花燃ゆ・第9話「塾生たち暴れる」のあらすじネタバレ
第9話のメインは吉田稔麿です。吉田稔麿は1864年7月、京都で新選組に襲撃された池田屋事件で命を落としました。享年24。
稔麿の死の真相には諸説あります。池田屋に潜伏していた所を新選組の襲撃を受けて斬り殺されたという説や、そこから辛くも逃げ延びたが幕府の使いと相対し、そこで命を落としたという説、長州藩邸に逃げ込むも扉が開かずそこで自刃した説、長州藩邸で異変を知り池田屋に向かう際に命を落とした説など、その死の細かい真相はわかっていません。ただ、池田屋事件で命を落としたという事実だけわかっています。
第9話で吉田稔麿が取り上げられたことにより、久坂玄瑞、高杉晋作、吉田稔麿と「松陰門下生の3秀」と言われた人物たちの若き日を代わる代わる描いてきたことになります。第9話のメインテーマは吉田稔麿の江戸遊学願いですが、サブテーマでは「ふぐ」が取り上げられます。ふぐを食べるべきかどうか?その人の思想に迫るテーマで、ここでは言及しませんが、是非放送をの中で見て欲しいポイントです。
是非とも江戸に人材を
吉田稔麿は学問に精を出していくうちに、焦燥感を募らせていた。学べば学ぶほど、こうしちゃおれん、何かしなければいけない、何か行動を起こしたい。本音では江戸へ遊学に行きたいが、身分も低くそんな金もなく自嘲気味になっていった。
しかし寅次郎は藩に優秀な人材を江戸に送るべきとの進言をしており、さらには塾内にいる優秀な人間を推挙する旨を手紙で書き記していた。順調にいけば、稔麿は江戸へいくことが叶う。
しかし、そんな二人の願いを打ち砕き、またも立ちはだかったのは椋梨。江戸に活かせる人材は明倫館から出す。「吉田松陰の弟子を江戸にやる訳にはいかぬ」。稔麿の願いは叶わなかった。