前週のあらすじからの続き。NHK朝の連続テレビ小説、マッサンの第11週「子に過ぎたる宝なし」のあらすじとネタバレです。放送日は12月8日~12月13日、第61話~66話まで。
目次
マッサン第11週「子に過ぎたる宝なし」のあらすじネタバレ
夫婦のもとに舞い降りた子宝。もう少し落ち着いてから皆に報告しよう、と一件は黙っていたものの、キャサリンはその変化にすぐ気づいてしまう。近所の人々は歓迎、お祝いムード一色で2人を祝う。
そんな夫婦の家に鴨居が息子を連れて訪れる。なにやら父と息子の関係は冷えきっており、今や天下人となった鴨居も家庭では上手く行っていないと暗い表情をのぞかせる。
その息子、英一郎を亀山夫婦のもとに居候させ、山崎蒸留所で働かせるという。いきなりのことで驚く夫婦だったが、3人で暮らすうちに英一郎の影と悩みが徐々に明るみになっていく。
そして父と息子の冷えきった関係から夫婦に悲劇が襲うのでした…。
マッサン第11週重要トピック
- 鴨居の息子、英一郎の居候と彼の悩み
- 夫婦に襲った悲劇
マッサン第11週は英一郎と夫婦の子供を巡る悲劇があらすじの中心。特に全体を通して英一郎の存在感が非常に色濃く出ており、天下人となった鴨居の息子は父への憎悪と悩みを打ち明けていく。
また、そんな英一郎をなんとか前向きにさせようと頑張るエリーと政春。父が家に訪れた夜、一緒に食事をとることを拒否した英一郎を元気づけようと2階に上がるエリーだったが…。
鴨居大将の悩める息子、鴨居英一郎
頭もよく要領もいい、作業の手際もよく仕事も出来る。しかし、英一郎はそんな自分が嫌いだった。しかも、家庭を顧みず仕事ばかり、全ては商いのため、家族の心の声にも耳を傾けず全て自分で決めてしまう父への憎悪。
生きることに前向きになれず、希望を見出せない。頭がいいがゆえに、はっきりと物を言ってしまう性格。そんな英一郎をエリーは一切否定せず、存分の優しさで受け入れてくれる。第11週で初登場する英一郎の心の変化に注目!
夫婦に襲った悲劇
場所は病院。ベッドに横たわるエリー。医者は政春にこう述べました。
「……残念ですが」
そしてこうも付け加えます。
「おつらいと思いますが、どうか不幸中の幸いやったと考えるようにして下さい」
自宅の井戸端に座り込み、涙と悔しさと怒りで政春の顔がグシャグシャになってしまいました。
エリーのモデル竹鶴リタの流産
大阪居住時代に竹鶴リタが一度子を授かったものの、流産してしまった記録は実際に残っています。しかし、ドラマのような明確な流産の理由があった訳ではなかったと思います。その件に関しては詳しい記述がありませんでしたが、鴨居の息子が居候に来ていたのも自伝には記述されていません。
(追記:鴨居英一郎のモデル、鳥井吉太郎は実際に竹鶴政孝宅で生活を共にしていたという、竹鶴政孝本人の自伝で記述がありました。詳しくは鴨居の息子・鴨居英一郎のモデル鳥井吉太郎のことを御覧ください。)
竹鶴夫婦は終生、実子を授かることはなく、生まれたばかりの女の子を養子に迎えました。後に親戚の男の子も養子に迎えましたが、確か二十歳前後まで成長した男性で、仕事の関係もあった養子縁組でした。
【参考記事】
翌週 >> 朝ドラマッサン・第12週あらすじネタバレ/親子の愛
前週 >> マッサン第10週あらすじネタバレ/灯台下暗し・山崎蒸留所建設
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