朝ドラマッサン・第9週あらすじネタバレ/ついに鴨居商店へ

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前週のあらすじからの続き。NHK朝の連続テレビ小説、マッサンの第9週「虎穴に入らずんば虎子を得ず」のあらすじとネタバレです。放送日は11月24日~29日、第49話~第54話まで。 

マッサン第9週「虎穴に入らずんば虎子を得ず」のあらすじネタバレ

連続テレビ小説 マッサン Part1 (NHKドラマ・ガイド)

 虎穴に入らずんば虎子を得ず。これは、「リスクを避けてばかりいると大きな成功を手にすることができない」という意味の諺です。政春にとっては本場のウィスキーを作ることにしか興味がなく、鴨居(堤真一)は日本人に売れるウィスキーを作ることばかり考えています。

自分の信念を曲げる危険をおかしてまで、鴨居の大将と手を組むべきなのか、いやそうではないのか。その葛藤をこれでもか!とつづけ、優柔不断で強情な政春をエリーが手なずけていきます。

すったもんだの騒動を巻き起こしながら、最終的には鴨居の大将と手を組むことになったマッサン。ウィスキー作りの夢が叶うまで、広島の実家の敷居をくぐらないと決意していた政春はその報告に広島へ帰省します。そのとき、広島の家族は…?

 

第9週重要トピック

  • 鴨居(堤真一)へ入社のお願いするをするが、強情な政春
  • 煮え切らない2人にじれったいエリー
  • 政春、ついに鴨居商店へ

まぁ、一言でいうなれば政春が鴨居商店とやっとこさ結びつくまでの経緯を描くのが第9週最大のテーマ。もうじれったくて、煮え切らなくて、強情な政春にイライラします。「水と油」になりかけた鴨居欣次郎と政春のやりとりと、それをなんとか結びつけようとするエリーの尽力が見ものです。

鴨居欣次郎(堤真一)との対決

エリーの計らいもあって、高級料亭で鴨井を招き入れて政春と話の場を設けることに成功したエリー。当初は順調かと思われた話し合いは次第に脱線、鴨居が今後売り出そうとするウヰッキーとかいう新商品を一口のんだ政春は「こんなもんはわしには作れん!」と意見を翻してしまいます。

 

日本、スコットランドから技術者を探し求める鴨居

政春が鴨居商店への入社を決めかねていた頃、以前からウィスキー製造のための専門技術者を募集していた鴨居。その通訳として交渉の場に隣席したエリーは、日本文化を下に見てウィスキー製造の可能性を否定するスコットランド人の言葉に激しく反論。

そしてそのスコットランド人は「かつてウィスキー製造のいろはを学びに来た日本人がいたが、彼が今日本でウィスキーを作れていないじゃないか!ハッハッハ!」と笑って話すのです。

その場だけでなく、技術者を探し求める鴨居は「以前スコットランドでウィスキーの製造を学びに来た日本人」のことを嫌というほど耳にするのです。「亀山政春」。ウィスキーの技術者を探し求めていると、どこへ行っても彼の存在がついて回ってくる…。

 

史実との相違点も多数

マッサンのモデルになった竹鶴政孝は寿屋(鴨居商店)へ入社する前、実際に化学教師として働いていました。ドラマの中では鴨居氏との話し合いが決裂しかけたとき、化学教師の誘いを受けるだけにとどまっています。

化学教師になろうとエリーに話をしていた時に、鴨居が突如現れ「年俸4千円(当時の総理談人並みの年収)を前払いするからウチヘ来い」と言い放ちます。結局その後に鴨居商店への入社が決まりますが、史実とはちょっと違った演出の仕方です。

竹鶴政孝が出した入社の条件

また、実際の史実では寿屋(鴨居商店)の鳥井信治郎の誘いに対し、竹鶴政孝は条件として年俸4千円を逆に突き付けたといいます。それ以外にも、政孝は以下の条件を鳥井信治郎に突きつけています。

  • ウィスキー作りの全て任せること
  • 必要な金は鳥井信治郎が全て用意すること
  • 雇用期間は10年
  • そして年俸4千円

この要求に関しては竹鶴政孝本人の自伝に記されていますが、研究者はこの要求が事実であったか非常に懐疑的です。なぜなら、ウィスキー製造の夢が断たれそうになっていた弱い立場の竹鶴政孝がこのような強気な要求をするのは考えづらい、という意見です。

当時大学へ進学することが珍しかった時代の大卒初任給が50円ほどでした。それをもとに計算すると年俸4千円というのは現在で言う年収1600万円ほど。超破格の金額です。竹鶴政孝が出した要求がどれほどのものであったか、そして史実通り鳥井信治郎(鴨居欣次郎)がウィスキー製造の技術者をどれほどの高給で雇い入れようとしていたかがわかります。

 余談ではありますが、マッサンのモデル竹鶴政孝と鴨居欣次郎のモデル、鳥井信治郎氏の出会いは意外にも古かったようです。竹鶴政孝が摂津酒造(ドラマでは住吉酒造)で働いていた時からの知り合いで、スコットランド留学へ旅立つ際には鳥井信治郎氏が見送りに来てくれた、と本人の自伝にはありました。そんな古い付き合いから、ようやく手を組むこととなったのです。

 

広島の実家に報告へ

ついに鴨居の大将と手を組むことになった政春。やっとウィスキーを作れる!その喜びで実家に帰省します。しかし、ウィスキーの夢が叶うことを告げられた母・早苗は表情をどんどん曇らせていくのでした…。鴨居商店なんぞいう会社は知らん!と突っぱねる母・早苗でしたが、そんな広島の実家に鴨居欣次郎からあいさつの品がド派手に、しかもまだあるの?と言わんばかりに続々と届けられていきます。その光景に呆然の早苗でした。

 

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