ドラマ・天皇の料理番のあらすじ&ネタバレ【原作読破】

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堪忍袋

天皇の料理番 (下) (集英社文庫)

篤蔵が親方とのトラブルの末に華族会館を辞めて下町の西洋料理屋で働くお話。華族会館での刺激に満足できなくなった篤蔵はイギリス公使館で料理人を務める五百木竹郎という男のもとへゆく。華族会館での仕事は仮病を使って抜け出して、こっちで修業に励む二足の草鞋を開始。

しかしそれがあだとなり、親方から明らかに嫌われ始める。いわれのないいじめにまで発展し、我慢に我慢を重ねてついに堪忍袋の緒が切れる。上下関係が絶対の料理人の世界で親方に馬乗りになって殴りかかるという事件を起こして、華族会館を飛び出す。

故郷の妻は男児を死産したとの知らせが病気療養の目的で規制していた兄から届き、驚きとともに妻子から逃れて自分ひとりの人生を生きていくことを意識し始める。篤蔵はその兄が下宿していた近くの西洋料理屋(バンザイ軒)がコックを募集しているのを知って、そこで働き始めることに。

 

新じゃが

篤蔵がバンザイ軒をクビになってから当時日本でも指折りのレストラン精養軒で働き出すお話。バンザイ軒では不思議な親方とその妻の存在に翻弄される。しかし、客の学生の議論に篤蔵が参加たところ見事に論破してしまい、客が謝罪するという出来事が。客に頭を下げさせる奴はいらぬ、と篤蔵は店をクビになった。

故郷に一度舞い戻った篤蔵はやつれていく兄の姿を目の当たりにし、そして妻が新しい縁談の話が進んでいることを知る。すべてを捨て去る決意をした篤蔵は妻にも逢うことなく東京へ舞い戻る。

五百木の紹介で精養軒というレストランで働き口を確保した篤蔵。当時の政治家はもちろん、明治初期から僚や軍部の人間がよく利用してきたレストランで再び皿洗いからスタートする。フランス帰りの日本一の料理人だった料理長の秘蔵ノートを盗み出す大事件も起こす。

 

セーヌ川のほとり

フランス修行時代のお話。日に日に強くなっていくフランスへのあこがれは、実家の金銭的な援助もあってついに実現。金銭面は大丈夫だから、徴兵検査や語学面など用意周到に準備せよという兄のアドバイスでフランス行きを勝ちとる。

途中ベルリンによってパリへ入り、大使館や領事館の人間に世話になりながらなんとか働き口を見つけた。見習いが勉強するという立場ながら、厨房に入り込むことに成功。フランス修行は5年にもおよび、途中華族会館時代の先輩でり画家志望だった新太郎とも再会する。

時に人種差別やいじめに遭遇するも、持ち前の負けん気で相手に立ち向かい、決して相手に屈することはなかった。金銭的には厳しい生活だったが、職場を転々とするうちに篤蔵の腕が認められて稼ぎはどんどん膨れ上がっていった。そんな中、大使館から思いもよらぬ知らせが届く。天皇の料理番の誘いである。

 

雲の上

宮中での料理番に就任してからのお話。ここが最も主人公が輝いた時代。新しい妻を迎え、フランス時代に師事した料理人の本を翻訳出版もした。

天子様のおそばといえど、料理人の世界に変わりはない。外部からいきなりやってきた篤蔵にも敵は多かったが、もう彼には慣れっこである。去る者も多かったが、彼の存在を認めるものも多かった。

大正天皇の即位の儀式や皇太子の欧州歴遊、イギリス晩餐会など忙しくも充実の日々を送る。イギリス皇太子が日本歴遊で来日したときには、篤蔵の料理にいたく感動し勲章を授かる。料理人の世界で確固たる評価と地位を築いた瞬間である。

また最愛の妻を亡くし悲しみに暮れて酒を飲んでは泣き上戸、周囲を振り回していたが、料亭で働く若い女性を妻として迎えることになった。

 

戦前のあとさき

戦時下~終戦、そして篤蔵の引退までのお話。日中戦争、日米の戦争に突入し日本はまもなく敗戦を迎える。終戦の翌年が最も経済的にも物資の面でも困窮し、デモ隊が宮中に侵入しては抗議活動を行うなど物騒な時代であった。

戦後の絶望から日本が希望を見出していく中で篤蔵の晩年のダイジェストが描かれる。1947年に職を辞任、2年後に死去。

 

妻の存在は原作とドラマで違う可能性大

原作では妻は全部で3人。一人目がおふで、二人目が敏子、三人目がお菊となっていましたが、ドラマでは福井の故郷の妻が俊子となっています。また幼少期も非常に簡単に描かれるでしょう。

原作そのものは結構なボリュームですから、いくら連ドラといえど10回かそこらでまとめるのは結構厳しいというのが率直な感想です。そのため、省く部分と入念に描く部分がはっきり分かれていく可能性もありますね。

いずれにしても、キャストは豪華ですし撮影にもめちゃくちゃお金がかかっていそうな雰囲気です。ドラマは視聴率を取りに来ているでしょうから、かなりの話題作になる予感がプンプンしています。

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