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糖質制限の危険性を訴えるネガティブキャンペーンを行っている人の大半が糖尿病治療の関係者である…。これは炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書)のなかで著者の夏井氏が暴露したもので、糖尿病学会へこれでもか、とケンカを売り挑発しています。
実際、それが本当に正しいのか、ネット上にある糖質制限に対し否定的なニュースを拾ってみると、確かに夏井氏のいう通り、糖尿病治療関係者が否定していることが多いのは確かです。しかし、そうでないケースもあるのもまた事実でした。
目次
糖質制限の危険性を訴えた週刊現代の記事
糖質制限に対し否定的な見解を示し、それが社会で大きな注目を集めた記事が、週刊現代に掲載された専門家が警告 大ブームの「食事は炭水化物抜き」が一番危ない 糖質制限ダイエットで「寝たきり」が続出中!という記事。
この記事には確かに糖尿病治療の専門医が糖質制限に対して異を唱えています。しかし、実際に自分で糖質制限ダイエットを実践して危険性を体感したアンチエイジングの専門医も糖質制限には反対しています。また、骨粗鬆症の医師も危険性を述べています。
糖尿病治療の医師の否定は多いが、ほかの分野の医師の否定も少なくない
糖質制限に関する否定的な記事見ていると、確かに糖尿病治療の関係による否定はみられるものの、ほかの分野からの批判的な意見も案外多いのです。(裏で繋がっていると言われたら否定できませんが…)
ハーバード大学のが医学誌に掲載した研究結果
この実験結果の中身を簡単に説明すると、糖質制限によりタンパク質を中心にした食生活だと、病気のリスクが高まるというもの。
米ハーバード大学などは、糖質の制限は心筋梗塞や脳卒中の危険性を高めるとの調査結果をまとめた。スウェーデンの女性4万3396人の食生活と病気の発症を16年間にわたって追跡調査。糖質を減らしてたんぱく質を増やす食事が中心の人ほど、こうした病気を発症する危険性(リスク)が高まった。
日経新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXDZO45636070R00C12A9MZ4001/?df=2
この実験は糖尿病治療とは無関係であり、しかも世界的権威のハーバード大学による研究結果です。この実験結果を細かく見ていくと、肉や魚中心の食生活だと病気になる危険性がある。しかし植物性の食事を取り入れることでリスクは軽減されるという事実も含んでいます。
つまり、糖質制限中はしっかり野菜や大豆製品などの植物性の食品もしっかりとりましょう、ということで問題は解決できます。糖質制限ダイエットの書籍によく書いてある、肉や魚はいくら食べてもOK!というのは嘘だと暴いたのです。
でもやっぱり糖尿病治療の関係者がそこにのっかかる
糖質制限では野菜も肉もバランスよく食べましょう。ここだけで終わっていればよかったのですが、先ほどの日経新聞の記事を読むと、この実験結果に対してコメントしているのはやはり糖尿病治療の医師です。そしてそのコメントの中身は予想通り。
極端な糖質制限はしないでほしい
私も極端な糖質制限は反対ですし、目的のない糖質制限は無意味だと思っています。しかし、やっぱり夏井氏のいう通り、糖尿病治療の医師たちによるネガティブキャンペーンが行われているのも事実のようです。
「本当は怖い糖質制限」 を書いたのも糖尿病医療の関係者
史上まれに見るクソ本として恥を晒したこの本の著者も糖尿病治療の関係者です。糖質制限ネガティブキャンペーンの中心にいる人だと思いますが、本の内容は高校生レベルの作文です、糖質制限は危険という結論ありきの内容で、とにかく糖質制限を世の中から消し去りたいという思いがヒシヒシ伝わってきます。
この本を読む限り、糖尿病治療の関係者による糖質制限ネガティブキャンペーンは本当なのだとわかります。内容も根拠も本当に驚くほど幼稚です。一応東大出身のエリートさんが書いているのですが、文章の書き方から勉強したほうがいいぐらいの本でした…。
結論とまとめ
- 糖尿病治療の医師による糖質制限のネガティブキャンペーンは本当
- でも、ほかの分野の専門医も反対しているケースもちゃんとある
- 糖質制限は肉や魚の動物性タンパク質ばかり食べず、野菜もしっかりとる
- 本当は怖い糖質制限という本は結論ありきのクソ本だった
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