【糖質制限】脳のエネルギー不足と体のエネルギー切れ

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糖質制限中にエネルギー切れを起こすことがあります。私も経験がありますが、とにかく体を動かす気力がなく、歩くのもさえも苦痛に感じ立ち止ってしまうことがありました。糖質制限を薦める医者の大半はその症状に対し、「カロリー不足」と説明しますが、これではどうも合点がいかないことが多いのです。

個人的には、脳を動かすためのエネルギーと体や筋肉を動かすエネルギーは別に考えるべきではないかと思っています。

 

 

糖質制限中のエネルギー切れ…筋肉量と体力の低下が著しい

疲労をため込んだ男性

私が感じたエネルギー切れの背景には、明らかな体力低下がありました。また、筋肉量の低下の危険性を訴える人も多く、これには私も同意します。いくら糖質を制限し、タンパク質やほかの栄養素を摂取しても、このような症状に悩まされてきました。

私の場合は医療機関でのみ手に入る栄養濃度の高い専門サプリメントも毎日併用し、普段の倍以上の品数と量の食事を摂取していました。それなのに、「エネルギー切れは栄養不足やカロリー不足」では絶対に説明がつきません。

ウォーキング中のエネルギー切れ

私が明らかな異常を感じたのはウォーキングをしていた際に、どうにもこうにも疲れてしまい、そして最後にはその場で立ち止まって膝に手をついて動けなくなったときです。体を動かく気力がなく、自分の体とは思えないほどに重いのです。

その日はなんとか自宅に戻りましたが、それから数日は日中も尋常ではない強い眠気に襲われ、一日10時間以上の睡眠を数回繰り返してやっと元に戻りました。

 

思考と運動のエネルギーは同一なのか?

糖質制限の提唱者である医師たちの書籍を何冊読んでみても、エネルギー切れはカロリー不足とあります。また、エネルギー切れ、エネルギー不足の観点は脳にとってのものであり、体にとってのものについては一切記述がありません。

前述のように、私は専門の栄養サプリメントを使っていましたし、食事も品目を限界まで増やし普段の2倍近い量を食べていました。それなのにカロリー不足というのなら、一般人が糖質制限で栄養を賄うのは不可能です。そういう意味では、糖質制限が危険だという批判も一理あります。

脳のエネルギー=運動エネルギーという前提のもとで話が進んでいますが、その点に関してそもそも正解なのかという疑問もあります。科学的な根拠にかんしては調べられなかったので、明言はできません。

しかし、私の感覚でいえばこれは別物、もし同一であっても別で確保すべきだと思っています。糖質は制限するけど、必要な分までは制限しないというやり方です。

 

糖質制限で体力低下を感じたら自分に必要な糖質が足りていないということか?

個人的には、一時的に問題を解決するために行う手段として糖質制限は有効だと思っています。それと同時に自分に必要な糖質を見極める意味合いも兼ねていると思っています。

糖尿病患者やうつ病などの栄養療法、あるいは中性脂肪を低下させるためといった明確かつ緊急性の高い場合を除けば、極端な糖質制限は必要ないというのが持論です。

糖質制限を行うにしても自分なりに負荷のかけ方を調整すること、またこちらの記事にあるように血糖値の上昇を防ぎながら糖質を上手に摂取していくという考え方を持つのも必要だと思っています。

 

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