投資を始めてみようと漠然と思い始めたはいいものの、何から始めればいいかよくわからない人は多いでしょう。投資の必要性を理解して、無駄に恐れるだけで敬遠するのはもったいないと思い始めたけど、じゃあ具体的に何をしようか、という状態が今の私です。
私が読んだ本で、お金や投資に関することで非常に勉強になったお気に入りの本に「「人生の値段 ~ゼロからはじめて必要なお金をつくる本~(大和書房)」」があります。
この本はお金に対する考え方から、世の中お金がすべてなのか、全てじゃないのかといった漠然とした疑問、将来のお金に関しての不安にも具体的に書かれた良書で、本当にこの本と出合えてよかったと思います。
この本の中に、投資スタンスの決め方や自分の性格に合わせた投資先の決め方などが掲載されていて、その簡単な内容を私に当てはめながら紹介したいと思います。
投資の種類と基本/自分の性格と目的にあった投資の種類の選び方
まずこの本では、金融資産の築き方として6つの軸があると述べています。
- いま手元にいくらあって、最終的にいくらにしたいのか
- いつまでにその目標を達成するのか
- 自分の得意分野はなどこか
- 自分のお金をどの「乗り物(=投資先)」に乗せるか
- 各乗り物のどの部分にフォーカスするか
- どんな配分でいつお金を投じるか
分かりやすいように少し表現は変えてあります。乗り物とは投資先のことで、一般に株、債券、不動産、商品、外国為替、銀行預金、保険の7つに分類できます。
自分の性格から見た自分に合う投資、合わない投資
また、自分の得意分野を考える場合に、自分の性格と照らし合わせて選ぶことも重要だと述べています。本の内容によると、
- 安定志向か、エキサイティング志向か
- 短期決戦タイプか、長期視野タイプか
- 細かい性格か、おおざっぱな性格か
- 自分でコントロールしたいタイプか、他人にまかせたいタイプか
- 決断力があるか、優柔不断か
- 勉強が好きか嫌いか、知識習得欲が高いか
「人生の値段 ~ゼロからはじめて必要なお金をつくる本~(大和書房)」P135~P140より引用
これら6つの視点を考慮しながら、投資先を選ぶのも一つの方法です。ちなみに、私の場合は
- 安定志向(50万~100万程度余裕が出ればエキサイティング思考でもOK)
- 長期視野タイプ
- 細かい性格
- 自分でコントロールしたいタイプ
- 優柔不断
- 勉強好きで知識習得欲が高い
でした。何かこう見ると細かい性格の仕切り屋のくせに屁理屈こねる優柔不断な性格って…我ながら嫌なヤツです(笑)
こういう性格を考慮していくと、FXや商品の先物取引など短期で値幅が大きく変わるものは、どう考えても合わないとわかりました。あ、そうそう投資先の値幅の参考も掲載されていましたよ。
- 株 プラスマイナス20%
- 債権 プラスマイナス5%
- 不動産 プラスマイナス10%
- 商品 プラスマイナス50%
- 外国為替 プラスマイナス30%
- 預貯金 プラスo.1%
- 保険 プラス1%
「人生の値段 ~ゼロからはじめて必要なお金をつくる本~(大和書房)」P142より引用
もちろん、全部が全部この通りの幅である訳ではなくて、あくまで一般論を平均的な数値に置き換えたものです。投資信託は株の運用なのか、商品なのか、債権なのかによって違います。組み合わせであれば、それら全てになります。
こう見ると、私の性格と照らし合わせると不動産投資、株(長期保有)、保険、債権が合っていそうです。あるいは、色んな物を組み合わせた投資信託も最初に始めるにはいいかもしれない。
もっと詳しい投資スタイルに関しては本書に譲りますが、投資する国や業種、投資手法(分散or集中)、なども考慮すべきとあります。自分の得意分野では情報が入ってきやすく、知識も整理されているので有利とありました。
自分が得意な分野かぁ…。うーん、特にないなぁ(泣)
私の場合は不動産投資か債権、投資信託が現実的な投資先だった訳だけど
不動産投資はいくらなんでもいきなりやるのは早すぎる。もっと勉強していかないと、現段階ではちょっとお話にならないレベルです。
そうなると、まずは他の所で様子を見つつ、徐々に勉強していって、投資の経験を増やしつつ、自分に合いそうなら不動産投資も始めるという、段階的なやり方がよさそう(←安定志向の優柔不断)
私の場合、具体的に投資スタンスを考えてみると、投資に回せそうなお金が350万として、長期視野で安定志向のものに250万、多少エキサイティング(リスク高)でもいいから長期で増やしたい種を100万とするイメージかな?
まぁ投資先として株をやるにしても、投資信託にしても、債権にしても、結局は自分で経済状況を読みながら自分で決めていかないといけません。日経新聞を読んだり、経済の基礎や先行きのことを一から勉強していかないといけませんな。
どっちにしたってまだまだ知識がたらなさすぎて、自分の頭で考えて判断することすらできない。まずはここのハードルを超えるところまで来ないと、話にならないですねぇ。
投資ライフの先はまだまだ長い!