青春探偵ハルヤ・原作本の小説あらすじとネタバレ&感想少々

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日本テレビ系列でドラマ化されることになった青春探偵ハルヤ、以前は別のタイトルだったそうですがドラマ化にあわせて小説のタイトルもアレンジされて本屋に山積みされていました。

久々にミステリーものでも読んでみようかってことで一気に読んでみました。

日テレ系列の深夜ドラマだし、ジャニーズ色の強いキャスティングっていうこともあってコメディタッチなミステリーものなのかな?と思って読んでみたら、予想とは全然違う、超本格的なミステリー小説でした。

 

日テレ系列でドラマ化!青春探偵ハルヤの原作本のあらすじと感想等々

青春探偵ハルヤ (創元推理文庫)

感想ですが、ざっくり言うと普通に楽しめて読めました。やっぱりミステリーものはおもしろいな。

途中ちょっと長いなぁ~、引っ張るなぁ~という感じはありましたけど、まぁミステリーものだし許容範囲です。

ドラマの公式サイトにある通り、ストーリーは貧乏大学生が不審者に付きまとわれている同じ大学の女子学生を助けるために報酬付きで依頼を受ける所からスタート。

最初はその事件だけだったのが、どんどん複数の事件が湧き出てきて、それが同時進行で進みつつ、時に人間関係が交わりながら、一つ一つを主人公が解決に導いていく、というお話。

 

ドラマ化にあたって原作との違いを著者がコメントしている

ドラマ化にあわせて原作本もタイトルが変更になり、本の最後に著者自身がコメントしていたので、それを少し引用。元々は複数の事件を同時に進みます。別々の事件の構想を「プロット」といい、それを再構成して複数の事件を組み込んでいき、一つのストーリーを組み立てていくそうなのですが、ドラマ化についてはこう述べています。

この作品がドラマ化されるに当たって、複雑なプロットは再構成されて、一話完結のストーリーとなるようです。また、貧乏学生であり素人探偵でもある晴也が食い扶持を稼ぐために様々な事件を解決していく、という基本設定はそのままに、登場人物にも色々とアレンジが加えられて、より軽快な青春活劇となっているかと思います。

青春探偵ハルヤ (創元推理文庫) あとがき P345-346

 

青春探偵ハルヤの原作で登場した事件

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ドラマでは一話完結という形ですが、原作で登場した主な事件は4つ。

  • 晴也の同級生、能見美羽につきまとうストーカー事件
  • 美羽の隣に住む広沼千晶の行方不明事件
  • 馬場カメラ社長、馬場洋二の不倫脅迫事件
  • 春也の同級生、坂本葵がいる大学女子寮盗撮事件

最初はストーカー事件だけだったのが、どんどん新しい展開が湧き出てきて、色んな事件に首を突っ込んでいく、最後にはもう原形をとどめていないぐらい別の事件になってしまうストーリー展開でした。

ただ、ドラマでは簡単なスッキリした形の話が多いみたいですし、この4つの事件だけだと1クール持たないので、これら以外のオリジナル事件も出てきそうです。

 

意外な展開がこの作品の魅力

え、マジ?という思わぬ展開が出てくるのがこの作品の面白いところですが、一話完結となるとネタバレを期待する暇もないですね。

葵と美羽の関係が思った以上に複雑でシリアスだったり、磯部さんが思いを寄せる女性が暗い過去を持っていたことが発覚したり、「そうきたか!」という展開が魅力だと思うので、この辺りに注目しつつドラマを見るのもよさそう。(ドラマではバッサリ設定が変わっている可能性もあるけど…)

 

Kis-My-Ft2玉森裕太さんの主演に関しての著者のコメント

ドラマ化自体が全く予期していない事だったと言う著者の福田栄一さんですが、、あとがきで主演の玉森さんについても述べています。再度、あとがきから引用。

 

ドラマには人気実力を備えた役者の方々が出演して下さっていますが、何と言っても見どころはKis-My-Ft2の玉森裕太さんが主演を務めて下さっているところだと思います。自分が作り出した晴也というキャラクターに玉森さんが魂を吹き込み、新たな魅力と存在感を与えてくださるのは本当にうれしく思います。

青春探偵ハルヤ (創元推理文庫) あとがき P346

すごく好意的に捉えているようですね。ぜひ、小説が好きな方、ミステリーものが好きな方はこの機会に原作本を手に取ってみてください! 

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