ドラマ・天皇の料理番のあらすじ&ネタバレ【原作読破】

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TBSで放送される天皇の料理番の原作を読破したので、簡易なあらすじとストーリーを紹介しておこうと思います。ネタバレは含みますが、細かいエピソードや出来事はそれこそ山のように出てきますので、あらすじは骨格部分に当たる所だけを抜き出して紹介します。

ドラマがどんなふうに進んでいくのか、原作の小説を読んでみたいという方など参考にしてみてください。

 

 

ドラマ・天皇の料理番の簡易あらすじ&ネタバレ

天皇の料理番 (上) (集英社文庫)

まず最初に断わっておきたいのは、ドラマと原作では設定の違いが見受けられることです。そのため、ここで紹介するのはあくまで原作のストーリーであって、ドラマのあらすじとは多少の相違点があることを頭に入れておいてほしいと思います。

さて、原作の小説は全9章で構成されていて、最もページ数が割かれているのが8章。8章は主人公の篤蔵が宮内省の料理人に着任してからのお話。それまでの修業時代とは打って変わって時間の流れが加速しつつも、最も主人公が輝いている時代を描いています。

杉森久英氏の原作小説の感想については下記記事でまとめています。また、あらすじは各章ごとに紹介していきます。

⇒ 杉森久英原作本・天皇の料理番の感想レビュー

※スマホでご覧の方はページを分割しておりますので、2ページ目も是非ご覧くださいませ。

 

胸に燃える火

物語の主人公、篤蔵の幼少期のお話。福井の武生という場所で生まれた篤蔵は10歳の時に坊主になりたいと言い出しでさっそく入門。いたずら好きでわんぱくだった彼はなんとか坊主としての修業にまい進するが、悪戯好きの性格が災いして破門。

その後料理屋の養子に入るが、それも離縁。海産問屋に養子に入って17歳という若さで嫁を貰うが、田辺軍曹から教えてもらったカツレツに出会い、料理の夢をあきらめられず単身上京。嫁も家柄も将来も何もかも捨てて、一人黙って家出状態で東京へ飛び出す。

 

天まで上がれ

法律を勉強するために上京していた兄を頼って東京に来てから華族会館で働き始めるまでのお話。東京で暇を持て余していた篤蔵は東京見物にいそしみ、何かきっかけはないかと探し続ける日々。そんな中、兄が世話になっている桐塚先生からコックの仕事を紹介される。

皇族や華族の方々の団欒の場所であり食事を楽しむ華族会館という場所で皿洗いからスタートする。このとき、篤蔵の将来は決まった。

 

負けじ魂

華族会館で働いていた時のお話。下っ端の下っ端、皿洗いからスタートした篤蔵は料理人の世界での立ち居振る舞いと上下関係を目の当たりにしつつも、上手に環境に適応しながら成長していく。

調理場で目にする何もかもが刺激となり、勉強となる日々。先輩の辰吉、新太郎ともうまく関係を築き、仕事にまい進する。そんな中、故郷に残してきた妻が兄の知らせで東京にいることを知って篤蔵に会いに来た。間もなく、子供が生まれるという。今は見習いゆえに自分ひとりすら生活がままならず、立派になれば必ず東京に呼び寄せると誓う。

料理への情熱を燃やし続ける篤蔵は、西洋料理の本場フランスに興味を持つ。料理の勉強をするにもフランス語が必須とあって、幼少のころ大嫌いだったにも拘わらず、なんとフランス語の勉強まで開始する。

 

フランス熱

華族会館での見習いの日々と新太郎が華族会館を去るまでのお話。ようやく見習いとしての仕事にも生活にも慣れ始めた篤蔵は心にも余裕が出てくる。吉原に行っては遊び、酒も楽しむ。日露戦争での日本軍の躍進に世の中は歓喜し、篤蔵はフランス語を学び続ける。

そんな努力が認められ、篤蔵は皿洗いからサラダ係に昇進し、先輩の辰吉もスープ係に昇進。一方、もう一人の先輩、新太郎には声がかからず、すでに料理の世界で生きることに限界を感じていた彼は悩みぬいた末に料理の世界を去って行った。

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